コア視聴率

コア視聴率(コアターゲット視聴率)とは、世帯の中で誰が何人でテレビ番組を視聴しているかを示す推定値「個人視聴率」のうち、「コア層」と呼ばれる13歳~49歳による視聴率のこと。テレビ局や広告業界などが重視するようになった指標の一つである。

世帯視聴率と異なり、個人視聴率は視聴者の年齢や性別を判別できる。そのため、全体の個人視聴率だけでなく特定の年齢性別区分別に見ることもできる。マーケティングにおいて商品購買意欲が高いとされる「T層 (Teenage):男女13歳~19歳」「F1層:女性20歳~34歳」「F2層:女性35歳~49歳」「M1層:男性20歳~34歳」「M2層:男性35歳~49歳」が重要なターゲットとして扱われる中、それらを「コア層」としてその視聴率が重視されるようになった。

2004年頃に日本テレビが導入したのが始まりとされる。その後その重要性が高まり、2020年から個人視聴率の取得が本格化したのに伴い、従来使用されていた世帯視聴率に替わる重要な指標の一つとして扱われている。