ATLとは、広告を取り扱う際のメディア分類の用語の一つで、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌のマスメディア4媒体(いわゆる4マス)を指すことが多い。Above the Line(アバブ・ザ・ライン)の略。
主に、認知やコミュニケーションを目的としたメディア広告施策が該当する。
もう一つの分類としてプロモーションメディアを指すBTL (Below the Line) があり、「Line」はATLとBTLの境界線として、ATLが「境界線の上」の領域、BTLは「境界線の下」の領域として区別される。
大まかには、ATLはマス向けで効果測定がむずかしく、BTLはニッチ領域で効果測定がしやすいといった特徴ある。またATLは将来的な価値につながりやすく、BTLはより短期的な価値につながりやすい。
しかし、インターネットが生活に大きく介在している今日ではその境界線はあいまいであり、それらの有機的な統合(TTL, Through the line)や一気通貫したフルファネルのマーケティング施策が求められるようになってきている。