KOC (Key Opinion Consumer)

KOCとは、Key Opinion Consumerの略で、中国の消費者に影響力を持つインフルエンサーのこと。特定のカテゴリーやジャンルに特化して影響力を持つ「KOL (Key Opinion Leader)」よりも立場は一般の消費者に近く、広い範囲の情報を扱うことが多い。

KOLには及ばないことが多いが、ソーシャルメディアのWeiboやWeChat、動画SNSなどで多くのフォロワー数を抱える。

マスメディアの情報がそれほど大きな信頼を得ていない中国では、KOLやKOCを活用したマーケティングやプロモーションが普及し、消費者もより信頼のある新しい情報を得るためにKOCアカウントをフォローしている。

デスティネーション・ストア

デスティネーション・ストア(destination store)とは、消費者が「そこに行けばきっと(探している/ほしい)商品があるに違いない」と期待して目指して来店するようなお店のこと。消費者がその店の名前や場所を知っていることがほとんどで、その商品のカテゴリー内で純粋想起第一想起として挙げられる店舗でもある。消費者が目的や動機を持って来店する「目的来店」の来店先も含み、むしろより特別な目的を持って想起する。

圧倒的な品揃えの量販店や総合店の場合もあるが、専門性や趣味性の高い領域の商品を品揃え深く扱い、また店主のこだわりや価値ある希少な商品を扱うお店、そこでしか体験できないようなお店のことを指すことが多い。

ブーリアン型(論理型, ブール型)

ブーリアン型(boolean datatype)とは、プログラミングなどにおける真理値(真偽値)を扱うデータ型のこと。「true (真)」もしくは「false (偽)」のいずれかの値を持つ。二者択一条件を表し、AND条件やOR条件などの条件分岐、論理演算などにおける重要な変数である。単に「ブーリアン (boolean)」、あるいは「論理型 (logical datatype)」「ブール型」などとも言う。

例えば、ユーザーが特定条件を満たしているかどうかの判断の際などに用いられる。

パワーユーザーカーブ

パワーユーザーカーブ(power user curve)とは、ユーザーが該当の製品やサービスを1カ月(もしくは1週間)の間にアクティブに利用した日数によってユーザーのエンゲージメントを把握しようとするヒストグラム(分布のばらつき)のこと。該当の製品やサービスを毎日のように頻繁に利用し、高いエンゲージメントや愛着をもって夢中になっているユーザー「パワーユーザー (power user)」の存在を把握するのに用いられる。

SaaS領域などのスタートアップ企業において、パワーユーザーの存在は貴重で大きな価値を持つ。そのパワーユーザーの存在や状況の把握としてパワーユーザーカーブが用いられる。1カ月間アクティブな利用日数として1日から30日をグラフの横軸に置き、そのユーザー数をヒストグラムで表す(このパワーユーザーカーブの表現を「L30」と呼ぶことがある)。

パワーユーザーカーブ(L30)
▲パワーユーザーカーブ(L30)

グラフの右側で日数が増えるほどユーザー数が再び多くなってカーブが上がっている場合、一定のパワーユーザーが存在していることになる。

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直リンク(インラインリンク)

直リンクとは、インターネット上に公開されている画像などのメディアファイルやデータファイルのURLを、別のWebサイトから直接参照すること。インラインリンク(inline link, hotlink)ともいう。

例えば、他サイトの画像をそのURLのまま自サイトのページに直接貼り付けて埋め込み表示させることなどが該当する。この場合、自サイトのページが参照されるたびに画像の設置された他サイトのサーバーにリクエストが発生して負担をかけるため、マナー違反として望まれないことが多い。Webサイトやサーバーによっては禁止されていたり、技術的に外部からの参照をブロックされていることもある。

一方、直リンク(インラインリンク)の違法性に関してはさまざまな議論があるが、少なくとも日本においては著作権の侵害、公衆送信権の侵害には該当しないという判決がいくつか出ている。

ハルシネーション

ハルシネーション(hallucination)とは、生成系AIなどの人工知能が現実や事実に基づかない情報を生成する現象のこと。まるで人工知能が幻覚(ハルシネーション)を見ているように事実とは異なる「もっともらしい嘘」を出力することである。

生成系AIでは人間の入力に対して回答を出力するが、どのような学習データが用いられたのかがわからなければその真偽の判断は人間には困難になる。

例えば、人工知能が学習に用いたデータとは異なる事実を出力したり、学習に用いたデータには存在しない事実を出力することもある。

「ChatGPT」などの生成系AIが広く利用され始めてから注目されるようになった。

アウトパフォーム

アウトパフォーム(outperform)とは、金融や投資の領域において株やファンドの運用指標がベンチマークとなる基準を上回っていること。ファンドや銘柄、ポートフォリオなどの運用成績が、「日経平均株価」「TOPIX (東証株価指数)」「S&P 500」といったベンチマークに対して収益が上回っている状態を指す。もともとは「~よりパフォーマンスが優れている」を意味する英語である。

ビジネスの領域においても、何かの基準よりも上回っている状態を「アウトパフォーム」と呼ぶことがある。

アウトパフォームに対して、ベンチマークを下回っている状態を「アンダーパフォーム」、ベンチマークに近い状態を「ニュートラル」と呼ぶ。

タグライン

タグライン(tag line)とは、ブランドや商品の主義主張を表明するメッセージとして短い言葉で表したもののこと。顧客層に対して約束する機能的あるいは感情的な価値を簡潔に伝えるためのメッセージ、スローガンである。

短く誰にでもわかる表現であることがほとんどであり、長期間に渡って使用することを前提としている。顧客層に対してだけでなく、社内に対しても自分たちの主義主張を体現するものとして扱われる。CI(コーポレートアイデンティティ)の要素の一つ。

類似するものにキャッチコピーがある。キャッチコピーも顧客に対してメッセージを簡潔に伝える表現だが、「ターゲット層により異なる」「変化する」「一時的なキャンペーン向けである」「販売促進の性格が強い」といった特徴がある。

P2C (person to consumer)

P2Cとは、「person to consumer」の略で、個人が企画、生産した商品を消費者に直接販売するビジネスモデルのこと。特に著名人やインフルエンサーといった影響力を持つ個人がその発信力を生かし、小売店などの中間業者を介さずにECなどで消費者に直接販売するものを指すことが多い。

ソーシャルメディア(SNS)や手軽に利用できるサービスが普及し、一定のファンやフォロワーを持つ個人が自身の企画した商品を販売することが容易になった。一般人でも注目を浴びることができること、商品の制作や流通を大きな負担なく依頼できること、広告やPRを含めた販売促進も個人の発信力と少額の広告などで賄えることなどが揃い、仕組みとして成立したと言える。

企業が商品の企画製造から販売までを垂直統合して手掛ける「D2C (Direct to Consumer)」と類似するが、主体が企業か個人か、ブランドとして初期の顧客層がどれだけいるかなどに違いがある。

極北

極北とは、物事が極限まで達したところや状態のこと。「極致(極地)」「最果て」「極み」「突き詰めた状態」と似たニュアンスで用いられる。読みは「きょくほく」。

もともとは「北の果て」「最北」の意味で、その地域の最も北の場所や北極を指す。そこから派生して、物事の極限に至った状態を呼ぶようになった。ある種の称賛や驚嘆を伴って用いられる。