RFM分析とは、Recency(リーセンシー、最新購入日)、Frequency(フリークエンシー、購入頻度・購入回数)、Monetary(購入金額)の3つの指標軸を用いて顧客を分類する顧客分析の手法のこと。顧客のLTV向上に必要な要素が網羅された分析手法である。
Recency、Frequency、Monetary
Recency(リーセンシー、最新購入日)
Recency(リーセンシー)は、いつ買ったのか、最近購入したのかという直近の購入時期を表す。
Frequency(フリークエンシー、購入頻度、購入回数)
Frequency(フリークエンシー)は、一定期間にどのぐらいの頻度で購入したのか、累計何回購入したのかという購入頻度を表す。
Monetary(マネタリー、購入金額)
Monetary(マネタリー)は、累計でいくら購入したのかという金額を表す。
顧客分類
これらの指標に企業独自の重み付けでスコアリングし、顧客をいくつかのグループに分類する。例えば「最新購入日○日以内」「購入回数○回以上」「購入金額○万円以上」といった定義を設け、各指標で何段階かに顧客を分類、ランク付けを行う。必ずしも3つの指標を用いるわけではなく、RFだけ、FMだけというように2つの指標で分類することもある。
顧客の分類には決まった型はないが、それぞれのグループに対して施策を行うことになるため、3~10程度の分類が現実的である。「優良顧客」「安定顧客」「新規顧客」「離反顧客、休眠顧客」「非優良顧客」といったラベリングでの分類が多い。
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