サイバーハイジーン(IT環境の衛生管理)

サイバーハイジーン(cyber hygiene)とは、手洗いやうがいといった普段の人間の衛生管理と同じように、企業が社内のIT環境をセキュリティの高い状態に維持しサイバー攻撃を未然に防ぐ取り組みのこと。「IT hygiene(ITハイジーン)」「セキュリティハイジーン」「IT環境の衛生管理」などとも呼ばれる。「hygiene」は「衛生状態」「ウイルス予防策」を意味する英語である。

サイバーハイジーンを実現するには、PCをはじめとした様々な端末のエンドポイントの定常的な把握、脆弱性への早期の修正パッチ適用を網羅的に行うなど、基礎的なセキュリティ対策を徹底する必要がある。

TCP/IPを開発し「インターネットの父」の一人であるヴィントン・サーフ(Vinton Gray Cerf)が2000年に用いたのが最初とされる。