オブザーバー

ビジネス領域におけるオブザーバー(observer)とは、会議などにおける傍聴者のこと。その会議を充実したものにするために第三者の立場で会議の進行や内容を見守る役割を担う。もともとは「観察者」「監視員、立会人、陪席者」などを意味する英語である。

会議の傾聴と観察が主な役割であり、基本的には発言権や決定権はない。会議に第三者としてのオブザーバーが出席することで、会議のスムーズな進捗が期待できる。意見を求められた場合は客観的な立場での公平な発言に留めるか、専門家としての参加であれば専門的領域からの補足やチェックに留めるのが望ましい。

的確な助言を行うアドバイザーとは異なる。アドバイザーは専門的な知識や経験を元にした助言を行う役割を担い、積極的に会議に参加して適切な方向への進行を促すことが求められる。その点で、発言権や決定権を持たないオブザーバーとは異なる。