デブリーフィング(debriefing)とは、リサーチの領域においてはインタビューや定性調査などの終了直後に行われる報告、あるいは報告会のこと。非公式なもの、あるいは口頭で行われるものもある。インタビュアーやモデレーターと観察者、クライアントなどが、それぞれの気付きや意見を交換し、要点の整理や方向性の確認を行うもの。関係者の認識を合わせることを目的とする。「デブリ」と略されることもある。
もともとは軍事用語で、実行後の状況の報告を受けることや事実確認を指す。事前に行われる要旨の報告「ブリーフィング」に対して、事後の要旨の報告が「デブリーフィング」である。
心理的調査においては、災害に遭うなど大きな精神的ショックを経験した人に対して行われる急性期の支援介入手法である心理的デブリーフィング(psychological debriefing、PD)のことを指す。ストレス反応の緩和とPTSDの予防を目的とするが、逆にPTSDを悪化するという報告もある。