奇数の法則

奇数の法則とは、「奇数の数字の方が偶数よりも注目度が向上したり、心地よく感じたりする効果がある」とするもの。

Outbrain社とHubSpot社による2011年の調査によれば、数字を含む記事見出しのリンクは数字を含まない見出しのリンクの2倍のクリック率があり、さらに奇数を含む見出しは偶数を含む見出しよりもクリック数が20%高かった、としている。

しかし、該当の調査記事は後に内容が編集され、現在は上記の調査結果データを確認できない(該当記事)。

一方で、Outbrain社の広告主向けのドキュメントには、現在も「見出しには数字を用いると効果的で、特に奇数がより効果がある」の記述が見られる。記述の中には「特に10以下の奇数が効果的」とも書かれている。

Faculty Focus社による調査結果として「人間の脳は奇数の方が偶数よりも心地よく感じる傾向がある」とする記述が日本のブログなどに散見されるが、そのような調査結果は未確認である(該当の調査結果が存在すれば指摘してほしい)。

「通説」の可能性はあるが、調査結果が少ないながらも「奇数を用いると見出しリンクのクリック率が向上する」というティップスがあり、コピーライティングの領域でも奇数の効果は重宝され、また日本でも「奇数の法則」として流通しているのは事実である。