バーナム効果(フォアラー効果)

バーナム効果(Barnum effect)、もしくはフォアラー効果(Forer effect)とは、誰にでも当てはまるような一般的な性格や特徴を表した記述に対して、自分に当てはまる内容だと思い込んでしまう心理的現象のこと。星占いや血液型占い、心理テストなどにおいて、この効果を多く用いているとされる。

その占いや心理テストによる記述に権威性があり、ポジティブな内容が多いほど、より強くこの効果は現れる。

アメリカの心理学者バートラム・フォアラー(Bertram R. Forer)が、1948年に学生に対して行った心理テストの実験でこの現象を確認した。後の1956年に、アメリカの心理学者ポール・ミール(Paul Meehl)が自身のエッセイの中で、このような曖昧な性格分析描写と同様の表現を用いた興行手法で成功を収めた興行師P・T・バーナム(Phineas Taylor Barnum)にちなんで「バーナム効果」と名付けた。