インポスター症候群

インポスター症候群(impostor syndrome, impostor phenomenon)とは、特定の分野で社会的に成功した事実などがあるにも関わらず、自分の能力や実績を内面的に肯定できずに自分自身を過小評価してしまう心理的傾向のこと。「インポスター体験」「詐欺師症候群」「ペテン師症候群」ともいう。詐欺師(impostor, imposter)のように周りをだましているような罪悪感を感じるところに由来する。

自身の実力や成功を「これは自分の実力ではなく、周囲のサポートや運のおかげ」と思い込み、いつか本当の実力がばれてしまうのではないかと不安になったりネガティブな思考になったりするというものである。必要以上に謙遜したり自身を卑下したりする行動が見られる。

1978年にPauline R. ClanceとSuzanne A. Imesが行った調査で報告、命名された。当初は成功を収めた女性に多いと考えられていたが、性別や成功経験の有無にかかわらず生じるとされている。

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