後知恵バイアス(hindsight bias)とは、物事が起きる前よりもその結果を知った後の方が、それが予測可能だったと考えてしまう心理的傾向のこと。認知バイアスの一種。読みは「あとぢえバイアス」。
物事の結果を知ってから「そうなると思っていた」と結果論を主張するなど錯覚してしまうというもの。
後知恵バイアスは自らのその評価を過信してしまいやすく、自信過剰になったり、原因究明の思考停止や結果だけでの判断を引き起こしやすい。
過去の出来事の過程にかかわらずその結果を過度に強調して評価する「成果バイアス」と似ているが、成果バイアスは過去の出来事を歪曲せず、実際の結果を強調して評価する。