新近効果(リーセンシー効果、終末効果)

新近効果(recency effect, リーセンシー効果)とは、最後に与えられた情報や直前に与えられた情報が印象に残り、評価に影響を及ぼす現象のこと。「新近性効果」「終末効果」とも呼ばれる。より直近の新しい記憶の方が短期記憶に残りやすく、再生率が良い状態である。

アメリカの心理学者ノーマン・H・アンダーソン(Norman Henry Anderson)が1976年に提唱した。

新近効果の対として、最初に与えられた情報が印象に残り、後の評価に影響を及ぼす現象のことを「初頭効果」という。また、一連の情報における項目の位置によって記憶の想起に差が出るという「系列位置効果」とも関連する。

「親近効果」は誤表記。