近接性バイアス

近接性バイアス(proximity bias)とは、日常的に物理的な距離が近かったり直接対面で接する時間が長かったりするほど、その相手を優遇して好意的な関係を持ちたいと思う心理的傾向のこと。

物理的な距離が遠い人よりも近い人の方が親密になりやすい。これは、何度も繰り返し接触することで警戒心が薄れて好感度が高まる「単純接触効果」が働くためと考えられている。

一方ビジネスにおいては、特に2020年以降、オフィス勤務者とリモートワークをする人に分かれた職場ではオフィス勤務者への評価を無意識に優遇してしまうリスクが指摘されている。