能力に関するキーワード(11件)

ピア効果

ピア効果(peer effect)とは、組織や集団に身を置くことでその同僚や仲間などの関係性の近い人から影響を受けること。所属するメンバーに触発されて、お互いの意識や行動に影響を与えるというものである。経済学や教育学において用いられることが多い。「peer」は「同僚」「同等の人」 [……]

リスキリング(職業能力の再開発、再教育)

リスキリング(reskilling)とは、デジタル技術の発展やビジネスモデルの変化、働き方の変化に対応するために、新しい知識や技能、スキルの習得として再教育をする取り組みのこと。デジタル技術をはじめとした大きな変化に伴って新しい業務や仕事が生まれ、今後その領域の技能を新たに必要と [……]

優越の錯覚(レイク・ウォビゴン効果)

優越の錯覚(illusory superiority)とは、自分の資質や能力が他の人と比較して優れていると過大評価する心理的傾向のこと。自己に関する肯定的な錯覚、認知バイアスの一つである。 この心理的傾向は、過去のさまざまな研究によって繰り返し報告されている。車を運転する人の多く [……]

インポスター症候群

インポスター症候群(impostor syndrome, impostor phenomenon)とは、特定の分野で社会的に成功した事実などがあるにも関わらず、自分の能力や実績を内面的に肯定できずに自分自身を過小評価してしまう心理的傾向のこと。「インポスター体験」「詐欺師症候群」 [……]

メリトクラシー(業績主義)

メリトクラシー(meritocracy, メリットクラシー)とは、実力や能力、業績を基準としてその人の社会的地位が決まる社会、もしくはそのような統治社会の原理や概念のこと。 「業績、功績」を意味する英語の「merit (メリット)」と「支配、統治」を意味するギリシャ語の「crac [……]

飛び道具

飛び道具とは、もともとは遠方の敵や目標に向けて攻撃する弓矢や銃などの武器のことだが、そこから転じて突然現れた意表を突く正攻法ではないモノや人、アイデア、ネタなどを指す。近年では武器から転じた後者の意味での使用が多い。 一見、突拍子もないアイデアのように見えるが、多くは事前に仕込ま [……]

スループット

スループットとは、ITや通信の分野においては、コンピューターやネットワーク回線が一定時間あたりに処理できるデータ量のこと、あるいはそのデータ処理能力のこと。通信のスループットの場合は、1秒あたりに転送可能なビット数(bps、kbps、Mbps)を単位に表される。数値が大きいほど、 [……]

ケイパビリティ

ケイパビリティ(capability)とは、元々は能力や才能といった意味だが、ビジネス用語としては企業全体が持つ得意で優位性のある組織的能力、組織的な強みのこと。ケイパビリティを重視した組織づくりは経営戦略を構成する重要な要素の一つであり、競争優位の源泉となる。 このケイパビリテ [……]

コアコンピタンス

コアコンピタンス(Core Competence)とは、企業の事業領域における「自社の中核となる技術や能力、強み」のこと。他社には真似のできない自社ならではの価値を顧客に提供し、競争優位の源泉となる。 ゲイリー・ハメル教授とC. K. プラハラード教授が1990年にハーバードビジ [……]

ダニング=クルーガー効果

ダニング=クルーガー効果(Dunning–Kruger effect)とは、能力や成績が低い人ほど自らのそれに対して過大評価を行い、自信にあふれるという認知バイアスのこと。自身の能力の客観的な認識(メタ認知)ができないことによって生じる。一方、能力や成績が高い人ほど自らのレベルを [……]

セレンディピティ

セレンディピティ(serendipity)とは、偶然の出会いや出来事から新しい予想外の発見をすること、もしくはその能力のこと。何かを探しているときに、他の別の価値があるものを偶然見つけること。 セレンディピティは、身近な出来事や偶然の事象から科学的な大発見をしたエピソードとして語 [……]