メリトクラシー(meritocracy, メリットクラシー)とは、実力や能力、業績を基準としてその人の社会的地位が決まる社会、もしくはそのような統治社会の原理や概念のこと。
「業績、功績」を意味する英語の「merit (メリット)」と「支配、統治」を意味するギリシャ語の「cracy」を組み合わせた造語である。イギリスの社会学者マイケル・ヤング(Michael Young)が、1958年に発表した小説『メリトクラシー (The Rise of the Meritocracy)』で初めて用いた。
日本語では「実力主義」「業績主義」「能力主義」「学歴社会」などと訳されることがある。メリトクラシーそのものが第二次世界大戦後の時間の経過と共に意味が変容しつつあるが、日本でも実力や能力による選抜が競争の軸となりその基準が多様化したため、ニュアンスや表現にバラツキがある。
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