スラックティビズム(slacktivism)とは、自己顕示と自己満足のために手軽な偽善的行為によって表面的に社会運動に参加すること。一見、社会運動に参加したり特定の意見を表明しているように見えるが、具体的な行動を起こすには至っておらず、その運動には貢献していない行為のことである。非難や揶揄のニュアンスを含む表現である。
ソーシャルメディア(SNS)にてハッシュタグを利用した投稿をしたり(ハッシュタグ・アクティビズム)、関連情報のRTや「いいね」、応援の投稿、プロフィール画像にメッセージを入れるといった行為が例に挙げられる。他にも、特定のアイテムを身につけたり、必要とされていない贈り物をする(千羽鶴、歌)といったものがある。必ずしもこのような行為すべてがスラックティビズムではないが、当該の行為が何の努力も必要とせずかつまったく役に立っていない場合(あるいは活動の妨げになっている場合)、文脈によって「スラックティビズム」であると非難される。
「怠け者 (slacker)」と「社会運動 (activism)」を掛け合わせた造語。このような偽善的行為を行う人は、「スラックティビスト (slacktivist)」と非難される。
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