コンテンツロンダリング

コンテンツロンダリングとは、メディアなどにおいて画像や記事といったコンテンツの出典や引用元をわかりにくくするために、すでにそのコンテンツを「引用」「取得」した他のメディアなどを出典元や参照元とすること。またそうすることで、引用マナーとして本来は不適切なものを問題ないように見せかけること。

マネーロンダリングのように引用元を転々とさせることで、本来のコンテンツからの引用の識別の邪魔をし、著作者からのクレームを受けにくくしたり、自コンテンツが適切なコンテンツであると見せかける意図があると考えられる。著作権ロンダリングであり、不適切な手法。

近年ではWebメディアにおいて顕著である。キュレーションメディアを中心に、自メディアでは写真やオリジナルの記事を所有していないWebサイトが、「キュレーション」「リライト」の名の下に他のWebサイトのコンテンツを「引用」する形が多用されている。その際、特に画像において顕著だが、本来の「引用」元サイトの画像を直接利用するのはマナー上不適切なためそうせず、PinterestやTumblrといったコンテンツ共有サイトでいったん「共有」した上で、キュレーションメディアの記事ではその共有した画像を「引用」するという形を取ることがある。NAVERまとめや2chまとめのようなキュレーションサイト(まとめサイト)も、同様の引用元として利用される。