CDNとは、コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(Content Delivery Network)の略で、Webサイトや動画をはじめとしたWeb上で送受信されるコンテンツやファイルをインターネット経由で効率的に配信するために最適化されたネットワークのこと。
一般的には、地理的に分散されたサーバーネットワークを利用してコンテンツのコピーを複数の場所にキャッシュし、ユーザー端末からのリクエストに対して最寄りのサーバーから応答処理することでコンテンツの配信を高速化する。コンテンツサーバー(オリジンサーバー)とエンドユーザーの間の中間サーバーの役割を担う。
レスポンスが早くダウンロードも速くなり、コンテンツのオリジナルファイルを置くコンテンツサーバーへのトラフィック集中を分散、障害を回避できるといったメリットがある。
1998年創業のAkamai Technologies社が取り組みを始め、全世界のインターネットトラフィックの15~30%はAkamai経由とされる。他にも、CloudFlareやFastly、CDNetworks、Amazon CloudFrontなどがよく知られる。