ジニ係数(Gini coefficient, Gini index)とは、国の経済における所得格差といった社会の不平等さを測る指標のこと。値は0から1で表し、0に近いほど所得格差が小さく、1に近いほど所得格差が大きいことを示す。1936年にイタリアの統計学者コッラド・ジニ(Corrado Gini)によって考案された。
所得の場合、低所得者(低所得世帯)から高所得者(高所得世帯)へと順に並べて累積比(横軸)と所得の累積比(縦軸)の分布を表した「ローレンツ曲線」を用いて算出する。一般的に値が0.4を超えると所得格差は大きい状態であり、社会の不安定化が警戒される。
ジニ係数は異なるローレンツ曲線の分布から同じ値を得られる可能性があり、人口構成を考慮する必要がある。
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