ジュグラー循環(ジュグラーの波, 中期波動)

ジュグラー循環(Juglar cycle)とは、経済が好景気と不景気の間を交互に繰り返す変動「景気循環」の一つで、約10年周期(7年から11年)の景気循環である。物価や金利、生産量や雇用などで見られ、設備投資の変動に起因するとされることから「設備投資循環」とも呼ばれる。「ジュグラーの波」「中期波動」ともいう。

フランスの経済学者クレマン・ジュグラー(Joseph Clément Juglar)が1860年の著書にて主張したことに由来する。

景気循環の種類は他に、約40カ月の短い周期の循環「キチン循環(短期波動)」、約20年周期の「クズネッツ循環(建築循環)」、約50年周期の「コンドラチェフ循環(長期波動)」がある。