遅行指標とは、景気動向を示す経済指標のうち、景気変動にやや遅れて変化する経済指標のこと。数か月から半年程度遅行することから、事後の景気状況の把握や金融施策効果の確認として活用される。遅行指数。
代表的な景気の遅行指標としては、内閣府が発表している景気動向指数のうち、以下のものがある。
- 第3次産業活動指数
- 常用雇用指数
- 実質法人企業設備投資
- 家計消費支出
- 法人税収入
- 完全失業率
- 消費者物価指数
遅行指標に対して、景気の動きに先行して敏感に動く経済指標を先行指標、景気の動きに対してほぼ一致して動く指標を一致指標という。