マイクロツーリズムとは、自宅から1時間の移動圏内の「地元」で観光する近距離旅行の形態のこと。特に、公共交通機関の利用を避けた自家用車による移動を中心とし、地域の魅力の再発見と地域経済への貢献を念頭に置いた旅行形態である。
日帰り観光に限らず短期間の滞在型旅行を含み、密集、密接、密室のいわゆる「三密」を避けることをやや意識したものである。自宅もしくは近郊の宿泊施設に滞在して休暇を取るステイケーションの一種ともいえる。
2020年の新型コロナウイルス感染症の流行により、訪日外国人旅行者のインバウンド消費が大きく減少した日本の観光産業を回復させる手段として、星野リゾート代表の星野佳路氏が提唱した。
以前からスモールツーリズムなど同様の視点での取り組みはあったが、新型コロナウイルス感染症の流行以降の需要の喚起として改めて提案されたという背景がある。海外でも、地元住民向けの近距離旅行の需要喚起など類似の動きが見られる。
星野リゾートが提案する「マイクロツーリズム」~地域の魅力を再発見し、安心安全な旅 Withコロナ期の旅の提案~ | 星野リゾート
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