ケバブケース(kebab case)とは、アルファベットの複数語やフレーズを連結して一語で表記する際に、各単語の間をハイフン「-」で連結する方式のこと。例えば「kebab case」という複数語をケバブケースで表現すると、「kebab-case」となる。「チェインケース (chain case, チェーンケース)」とも呼ぶ。
ディレクトリ名やファイル名、HTMLのCSSプロパティなどの命名規則の一つ。プログラミングの関数や変数で用いられることは少ない。一語で表記した際に「ケバブ料理の串」「(チェインケースの場合は)鎖」に見えることに由来する。
WebサイトのURL構造において、Googleの検索エンジンは各単語を連結する区切り記号としてハイフン「-」を推奨とし、アンダースコア「_」を非推奨としている。
シンプルな URL 構造を維持する | ドキュメント | Google Developers
その他の命名規則
その他の代表的な命名規則に、以下のようなものがある。用途や通例に応じて使い分けられるが、複数の表記が利用できる場合はルールの統一が望ましい。
名称 | 表記例 |
---|---|
ローワーキャメルケース (lower camel case) キャメルケース (camel case) |
camelCase |
アッパーキャメルケース (upper camel case) パスカルケース (pascal case) |
CamelCase |
スネークケース (snake case) | snake_case |
コンスタントケース (constant case) アッパースネークケース (upper snake case) |
CONSTANT_CASE |
ケバブケース (kebab case) チェインケース (chain case) |
kebab-case |