セットトップボックス (STB)

セットトップボックス(set top box)とは、ケーブルテレビやインターネット、衛星放送を経由して放送信号を受信し、一般のテレビで視聴できるように変換する受信機、チューナーのこと。テレビに接続することで、さまざまな動画や音楽のチャンネルを利用できる。名称はかつて形状が「テレビの上に置く箱」だったことに由来する。略称は「STB」。

近年では、AppleによるApple TV、AmazonによるFire TV、GoogleによるChromecastなど、従来のような箱の形状ではないスティックタイプのセットトップボックスが増加した。またテレビそのものをIoT化してプラットフォームのAndroid TVを搭載したりなど、インターネットとテレビとセットトップボックスの技術の融合を総称して「スマートテレビ」と呼び、そのカテゴリーに含めることもある。

Spotlight検索

Spotlight検索(スポットライト検索)とは、Apple社のMacやiPhone、iPadなどで利用できる検索機能である。デバイス上のファイルやアプリ、登録している連絡先やカレンダーの内容、インターネット上のWebサイトなど、さまざまな情報を検索できる。一度の検索で、アプリや各種情報を一斉に調べることができる。

iPhoneやiPadでは、ホーム画面の中央から下にスワイプするか、ホーム画面もしくはロック画面から右にスワイプすると、上部にSpotlight検索窓が表示され、そこから利用できる。

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産業観光

産業観光(industrial tourism)とは、工場跡や古い機械器具といった歴史的に価値のある産業遺産や、文化的に価値のある産業の生産現場などを観光資源として、その理解や交流を深めることを目的とした旅行のこと。実際に稼働している工場の製造工程を見学、体験することで、理解を深めることができる。工場の開放をはじめ企業と行政が連携した取り組みが必要となる。

ヨーロッパでは1980年代より産業遺産の保護と観光資源としての活用として、あるいは海外からの産業施設視察に向けた整備などで始まった。日本では、2001年に開催された「全国産業観光サミットin愛知・名古屋」にて提唱され、その後に国が観光庁を発足したり各省庁が推進したりするなど、産業観光への後押しがされている。

ベストエフォート

ベストエフォート(best effort)とは、「最善の努力」を意味する英語だが、ビジネスにおいては最大の結果になるようにできる限りの努力を行うという状態や規定、姿勢のこと。努力や準備を怠れば債務不履行責任を負うが、「最大限の努力が行われた場合の品質が最大であること」は保証しないというものである。

特に通信やインターネット回線、ネットワークの領域において、最大通信速度などはさまざまな条件がそろって初めてその品質に至ることが多い。顧客側の条件を含むすべての条件が最良の条件になることは少ないが、企業としては「最大の品質の保証は難しいが、最大の結果になるように可能な限り努力する」ことを条件として契約を行う際に用いる。そのようなサービスを「ベストエフォート型サービス」と呼ぶ。

他のビジネスの領域でも、「最大の結果になるよう努力するが、必ずしも最大の結果を保証できない」という意味で「ベストエフォート」を用いることがある。

一方、一定の品質を常に保証するサービスを「ギャランティ型サービス」と呼ぶ。

空中店舗(階上店舗)

空中店舗とは、ビルの2階以上の階にある店舗のこと。道路に面したビル1階に入居する「路面店(路面店舗)」に対して、その上の階にあるという意味で用いられる。読みは「くうちゅうてんぽ」。「階上店舗(かいじょうてんぽ)」ともいう。

人通りが一定量ある通り沿いの雑居ビルやフロア面積の狭いオフィスビルに対して「空中店舗」は用いられるが、人の移動の動線が周到に設計された商業施設やショッピングモールでは使用しない。このようなビルの2階以上の階を「空中階」と呼ぶ。

一般的に、空中店舗よりも路面店の方が小売りや飲食の店舗はアピールしやすい。空中店舗は階段やエレベーターを使う必要があり、エレベーターがない場合もあったりで、集客面で不利となりやすい。そのため、路面店よりも家賃が安いことが多い。

空中階

空中階とは、ビルの2階以上の階のこと。道路に面した路面店の入る1階に対して、その上にあるという意味で「空中」が用いられる。人通りが一定量ある通り沿いの雑居ビルやフロア面積の狭いオフィスビルに対して「空中階」は用いられる。人の移動の動線が周到に設計された商業施設やショッピングモールでは使用しない。読みは「くうちゅうかい」。

空中階に出店する店舗のことを「空中店舗」と呼ぶ。

一般的に、空中階よりも道路に面した1階の方が小売りや飲食の店舗はアピールしやすい。空中階は階段やエレベーターを使う必要があり、エレベーターがない場合もあるなど、集客面で不利となりやすい。そのため1階よりも家賃が安いことが多い。

パーミッション

パーミッション(permission)とは、「許可、許諾」を表す英語だが、ITの領域においてはファイルやサーバーディレクトリなどに設定されたアクセス権のこと。ファイルやディレクトリごとに「書き込み」「読み取り」「実行」の3種類のいずれかの権限をユーザーもしくはグループに対して付与し、サーバーを管理する。「ファイルパーミッション」ともいう。

加えて、マーケティングの領域においては、メール配信や通知などでユーザーや顧客から事前に許諾を得ることを「パーミッション」と呼ぶ。ユーザー個人に関する情報を利用することに対して同意の意思を得ること、あるいはその仕組みのことである。そのようなマーケティング手法を「パーミッション・マーケティング」と呼ぶ。類似する言葉に「オプトイン」がある。

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WYSIWYG(ウィジウィグ)

WYSIWYGとは、「What You See Is What You Get(見たままを得られる)」の略で、ディスプレイ画面に表示されるものをそのまま処理する技術のこと。入力画面と出力内容が一致する印刷技術やテキストエディター、アプリケーションなどで用いられる。読みは「ウィジウィグ」。

近年ではWeb CMSにて、出力されるHTMLと近い状態で文字装飾や箇条書き、表組みなどを編集できる「WYSIWYGエディター」が搭載されていることが多い。

名寄せ

名寄せとは、複数に分散したデータベースの中から、氏名やメールアドレス、住所や電話番号などの情報をもとにして、同一人物や同一企業を一つにまとめる作業のこと。もともとは金融機関が複数口座を保有する顧客を一元管理して、預金総額などを算出するために行われていたものだが、金融機関以外でもデータベースを統合して行われる顧客の一元管理のことも名寄せと呼ぶようになった。

名寄せは、以下のような手順で行われることが多い。

  • データの調査:データの各属性の入力状況の確認
  • データの抽出:データベースからデータを抽出し、項目のフォーマットを統一
  • データのクレンジング:値の表記やフォーマットを統一し、修正や削除
  • ID付与とマッチング:同一と識別されたデータに一意のIDを付与、特定可能な状態にする

バミる(場見る)

バミる(ばみる)とは、演劇の舞台やテレビ収録のスタジオなどで、役者や出演者の立つ位置や道具を置く場所にあらかじめ目印を付けること。客席から気付きにくい、あるいはカメラに映らない足元などに、ビニールテープや養生テープ、蓄光テープを使用して×印などを付ける。舞台や収録の進行に不可欠な印である。舞台用語、テレビや映像制作業界の業界用語である。

「場を見る」が由来であるという説があり、「場見る」とも表す。このようにして付けられた印は「バミリ(ばみり)」と呼ぶことがある。