ポリティカル・コンシューマー

ポリティカル・コンシューマー(political consumer)とは、政治的な問題や社会的な課題に対して態度を表明する消費者のこと。人種差別、性的マイノリティや性差別、人種差別や移民問題、貧困、持続可能性といった社会経済問題に対して明確な思想や態度を表明し、同じスタンスの企業やブランドを支持する。

このような思想や消費者運動をポリティカル・コンシューマリズム(political consumerism)と呼ぶ。

ミレニアル世代Z世代が中心となってソーシャルメディアで思想表明をし、またコミュニケーションを行い、消費行動に影響を与えていると言われる。

マイクロインフルエンサー

マイクロインフルエンサーとは、消費者の購買意志決定に影響を与えるインフルエンサーのうち、ある特定のコミュニティやジャンルで強い影響力を持つインフルエンサーのこと。ジャンル特化型のインフルエンサー。

標準的な定義や基準ではないが、アメリカではSNSアカウントのフォロワー数が中小規模の1万人前後までのインフルエンサーを指してマイクロインフルエンサーと呼ぶことが多い。

芸能人や著名人といった広範囲のユーザーにフォローされるインフルエンサーは、拡散力が大きい一方で、「いいね」やシェア、コメントやRTといったアクションのエンゲージメント率は高くなりにくい。それに比べてマイクロインフルエンサーは、拡散力はそこまで大きくなくとも特定コミュニティへのリーチがより確実で、エンゲージメント率も高い傾向があるとされる。

インフルエンサー・マーケティング

インフルエンサー・マーケティングとは、ターゲット層に影響力が大きい人物「インフルエンサー」にアプローチして展開するマーケティング手法のこと。専門家やオピニオンリーダー、著名人などを媒介することで、ポジティブな印象やメッセージが拡散することを意図している。「口コミ・マーケティング」の一種。

インターネットの普及により、従来のマスメディア型著名人でない「一般人だがインターネットやSNS上で有名な人」も、消費者の購買意志決定に影響を与える人物として「インフルエンサー」と扱われるようになった。

ポスティシャル広告

ポスティシャル広告(Postitial Ads)とは、Webサイトやスマートフォンアプリなどにおいて、リンククリック後に一定時間表示される広告。「○秒後に表示」などとカウントダウン付きで表示されることもある。インタースティシャル広告の一種。

プレスティシャル広告

プレスティシャル広告(Prestitial Ads)とは、Webサイトやスマートフォンアプリなどにおいて、目的のコンテンツの表示前に表示される広告のこと。「○秒後に記事を表示」などとカウントダウン付きで表示されることもある。インタースティシャル広告の一種。

Better Ads Standards

Better Ads Standardsとは、オンライン広告やインタラクティブ広告の改善を目的とした団体「Coalition for Better Ads」が定めた広告基準のことで、望ましくない広告の掲載方法や挙動の基準を示したもの。

2017年3月現在、デスクトップ向け広告で避けるべき広告としては、以下の4つが定義されている。

  • Pop-up Ads: ポップアップ広告
  • Auto-playing Video Ads with Sound: 音声付きの自動再生動画広告
  • Prestitial Ads with Countdown: 目的のコンテンツの表示前に「○秒後に記事を表示」などとカウントダウン付きで表示される広告。プレスティシャル広告
  • Large Sticky Ads: スクロールしても表示され続けるバナー広告のうち、画面の30%以上を占めるもの

モバイル向け広告で避けるべき広告は、以下の8つが定義されている。

  • Pop-up Ads: ポップアップ広告
  • Prestitial Ads: 目的のコンテンツの表示前に表示される広告。プレスティシャル広告
  • Ad Density Higher Than 30%: 画面の30%以上を占める広告
  • Flashing Animated Ads: 背景色や文字色などを激しく点滅させる攻撃的な広告
  • Auto-playing Video Ads with Sound: 音声付きの自動再生動画広告
  • Postitial Ads with Countdown: リンククリック後に一定時間表示されるカウントダウン付きの広告。ポスティシャル広告
  • Full-screen Scrollover Ad: スクロールしなければページのコンテンツを表示できない全画面広告
  • Large Sticky Ads: スクロールしても表示され続けるバナー広告のうち、画面の30%以上を占めるもの

The Initial Better Ads Standards – Coalition for Better Ads

当初この基準は北米とヨーロッパが対象とされたが、2019年より全世界に適用された。それを受けて、グーグル社も基準に合致しない広告をChromeでブロックする機能を、2019年7月9日から展開すると発表した。

Coalition for Better Ads to Adopt Better Ads Standards Worldwide to Improve Consumer Experience Online

フォトジェニック消費

フォトジェニック消費とは、「Instagramをはじめとしたソーシャルメディアで写真映えするかどうか」が基準となった消費活動や行動のこと。20代女性やミレニアル世代を中心に、食事や旅行、観光、生活雑貨などのカテゴリーで見られる。「SNS映え」「インスタ映え」が前提の消費のこと。

20代女性やミレニアル世代デジタルネイティブであり、ソーシャルメディア上で自分がどう見られるかを意識した行動が多く見られ、また自分の世界観への承認欲求を強く持つ傾向がある。それらがフォトジェニック消費を押し上げている。

ECRS

ECRSとは、業務改善のための指針、原則のこと。Eliminate(排除)、Combine(結合)、Rearrange(順序の変更)、Simplify(簡素化)の4つからなり、その4つのステップの順番で改善していく。

Eliminate(排除)
業務の必要性を見直し、その業務は無くせないかを考える。最初に検討するべき視点。
Combine(結合)
複数の業務を一緒に処理することで、業務時間を短縮できないかを考える。2番目に検討する視点。
Rearrange(順序の変更)
業務の順序を入れ替えることで、効率的にできないかを考える。3番目に検討する視点。
Simplify(簡素化)
業務を単純化できないかを考える。4番目に検討する視点。

YMYL (Your Money or Your Life)

YMYLとは、「Your Money or Your Life(お金や生活)」の略で、Google検索の検索品質評価ガイドラインの項目の一つ。

現在もしくは将来の幸福(身体的、経済的、安全性など)に大きな影響を与える可能性があるページは、「E-A-T」つまり信頼できるWebサイトに掲載されるべきで、そのコンテンツは高度な専門性と権威性とともに作成されなければならない、というもの。

クリックベイト

クリックベイト(click bait)とは、ユーザーの興味を引いてクリックさせたり誘導先ページの閲覧数増加のために、記事の内容と異なるレベルで煽るようなタイトルを付ける手法。ソーシャルメディアなど文字数に制約のあるメディアで用いられる。

日本語の「釣りタイトル」「タイトル詐欺」と同じと捉えてよいだろう。

クリックベイトは誤解を生んだり、もしくは「炎上」が起きることがあり、望ましい手法ではない。

フィルターバブル

フィルターバブル(filter bubble)とは、行き過ぎたネット上のレコメンド技術やフィルター技術によって一方的な視点での情報や興味関心のあることしか入手できなくなり、「新しいアイデアとの出会い」が阻害され、視野を広げることが難しくなること。

Upworthy社のCEOイーライ・パリザー氏(Eli Pariser)が著書『The Filter Bubble(閉じこもるインターネット)』で使った造語である。イーライ・パリザーは「フィルターに囲まれた世界」に閉じ込められた状態の比喩として「フィルターバブル」と表現した。

例として、Googleによるパーソナライズ検索やFacebookのニュースフィードなどのソーシャルメディア(SNS)が挙げられる。

チェリー・ピッキング

チェリー・ピッキング(cherry picking)とは、自説を立証するために、根拠として多くの事例の中から自説に有利な事例のみを選出すること。誤った論理、詭弁術。

都合の良い説やデータのみを持ち出して引用し、都合の悪い説はあたかも存在しないかのごとく論説するため、非中立的で非客観的である。統計学や論理的な主張立証の場面においては、チェリー・ピッキングは不適切な手法である。

別の意味として、数多くの母集団の中から「良い状態のもの、高収益が見込めるもの、自分たちに都合の良いもの」だけを慎重に抽出することもチェリー・ピッキングと呼ばれることがある。

OTT (over the top)

OTTとは、インターネットによる動画や音声などの大容量コンテンツ配信の事業者、あるいはそのサービスやコンテンツのこと。その中でも、従来の通信事業者(テレビ局、衛星放送、ケーブルテレビなどのネットワーク)やインターネットサービスプロバイダ(ISP)、通信キャリアとは関係のない企業によるものを指す。近年では動画配信の事業者やそのコンテンツ群のことを指すことが多い。「over-the-top, over-the-top media service(オーバー・ザ・トップ)」の略称。

これまで大容量コンテンツを広く配信するには、テレビ局やラジオ局、通信ネットワークなどのインフラを利用する以外に手段が限られていた。しかし、高速インターネットの普及とデバイス端末の高機能化により、より多くの事業者がコンテンツを配信できるようになり、ユーザーもスマートフォンなどで気軽に視聴できるようになった。このような従来型インフラを利用しない配信事業者を「OTT (Over The Top)」と呼ぶ。

動画配信や音楽配信としてYouTube、Spotify、Apple Music、NetflixやHulu、Amazonプライムなどが該当する。

OTTでは、広告収入や視聴ユーザーへの課金が主な収益源となる。

拡張現実 (AR)

拡張現実とは、現実世界に仮想世界を重ね合わせて体験できる技術のこと。現実世界で人が感知できる情報に、コンピュータなどが別の情報を重ね加えて現実を拡張表現した技術やその手法のことである。「AR (Augmented Reality)」ともいう。

バーチャルリアリティ(VR、仮想現実)の変種だが、主体であるのはあくまで現実世界である。

普及しているものとしては、位置情報ゲーム「ポケモンGO」など、ディスプレイに表示された実際の視覚情報に位置情報やCGキャラクターなどの要素が付加されて表示するものなどがある。必ずしもゴーグルなどの追加デバイスを必要とせず、スマートフォンとアプリで体験できるものも多い。

バーチャルリアリティ (VR, 仮想現実)

バーチャルリアリティ(virtual reality, VR)とは、仮想世界を現実世界のように体験できる技術のこと。CGや実写の3D表現などの技術で作られた仮想世界を、実際の感覚を通してまるでその場にいるかのように体感できる技術やその世界のことである。「VR」「仮想現実」とも呼ばれる。

一般的には専用のゴーグルやヘッドセットディスプレイなどのデバイスを通じて360度の映像を体験し、高い臨場感と没入感を得られる。

スマートスピーカー

スマートスピーカーとは、音声アシスタントの技術を搭載したデジタルアシスタント端末のこと。音声操作により、スピーカーから回答したり、連携するサービスの処理などを行うことを主な機能とするスタンドアロン型の端末である。Wi-FiやBluetoothを使用し、無線でインターネットに接続、また各サービスと連携する。「AIスピーカー」。

アマゾン社のAmazon Echo、グーグル社のGoogle Home、アップル社のHomePod、LINE社のWAVEなどがある。

音声で指示を行うためキー入力が省略でき、また自然な問いかけに対して自動で解釈や処理をするという利便性がある。

音声アシスタント

音声アシスタントとは、音声認識技術や自然言語処理などを用いてユーザーの話す内容を理解し、その指示や要求に対して適切な回答や処理を行うサービスや機能のこと。インテリジェントパーソナルアシスタント。

音声でコンピューターに対して指示を行うためキー入力が省略でき、また自然な問いかけに対して自動で解釈や処理をするという利便性がある。

音声アシスタントを搭載した端末としてスピーカーが用いられることがあり、スマートスピーカーと呼ばれる(Amazon Echo、Google Home、Apple HomePod)。

主要な音声アシスタントとして、アップル社のSiri(2011年~)、アマゾン社のAlexa(アレクサ、2014年~)、マイクロソフト社のCortana(コルタナ、2015年~)、グーグル社のGoogle Assistant(2016年~)がある。日本では、NTTドコモ社のしゃべってコンシェル(2012年~)、ヤフー社のYahoo!音声アシスト(2012年~)、LINE社のClova(2016年~)などがある。

  • Apple Siri (2011-)
  • Google Now (2012-)
  • Amazon Alexa (2014-)
  • Microsoft Cortana (2015-)
  • Google Assistant (2016-)

Instagramポッド

Instagramポッド(Instagram pods)とは、Instagramユーザーによる自主的でクローズドなグループで、グループメンバーの投稿に即時に他メンバーが「いいね!」やコメントをして、投稿のエンゲージメントを瞬時に高めてタイムライン上の優位性を確保することに協力していると言われる。「互助会」の一種。

Instagramポッドはインフルエンサーを中心に構成され、自身のアカウントのブランディングだけでなく、企業支援目的のインフルエンサー・マーケティングの一環としてその行動をしていると考えられる。

しかし、インフルエンサー・マーケティングにおいてはキャンペーンのエンゲージメントを作為的に水増ししている状態であり、望ましい状況とは言えない。

参照
The Instagram ‘pods’ using likes to fight the new algorithm

トランザクショナルクエリ(Doクエリ)

トランザクショナルクエリ(transactinal query)とは、ユーザーがWeb検索する際に用いる検索クエリ(検索キーワード)のうち、何かをしたい、何かをほしい、購入したい、どこかに行きたいというような「取引型」の検索クエリを指す。具体的なアクションに結びつくクエリである。

「Doクエリ」と呼ばれることもある。その中でも特に商品やサービスの購入の意図がある検索クエリを「Buyクエリ」と区別する場合もある。

SEMの領域では、検索クエリは「ナビゲーショナルクエリ(案内型)」「トランザクショナルクエリ(取引型)」「インフォメーショナルクエリ(情報収集型)」の3つに区分される。

インフォメーショナルクエリ(Knowクエリ)

インフォメーショナルクエリ(informational query)とは、ユーザーがWeb検索する際に用いる検索クエリ(検索キーワード)のうち、情報を集めるための「情報収集型」の検索クエリを指す。何かを知りたい、あるいは直面している課題を解決したいというような意図があるため、検索対象は幅広く、また適切な検索結果がユーザーごとに異なる場合も多い。

「Knowクエリ」と呼ばれることもある。

SEMの領域では、検索クエリは「ナビゲーショナルクエリ(案内型)」「トランザクショナルクエリ(取引型)」「インフォメーショナルクエリ(情報収集型)」の3つに区分される。