PESOモデル

PESO、あるいはPESOモデルとは、消費者が接触するメディアを4つに分類したもので、「ペイドメディア(Paid Media)」「アーンドメディア(Earned Media)」「シェアードメディア(Shared Media)」「オウンドメディア(Owned Media)」で構成される。それぞれの頭文字から「PESO」と呼ばれる。読みは「ペソ」。

もともとペイドメディア、アーンドメディア、オウンドメディアの3つのメディア分類を、海外では「POEM」、日本では「トリプルメディア」と呼んでいた。その中の「アーンドメディア」を、消費者による口コミである「シェアードメディア(Shared Media)」と、PRやパブリシティ活動の「アーンドメディア」に分割し、4つのメディア分類にしたものがPESOモデルである。

ペイドメディア(Paid Media)
広告、有料で掲載されるメディア
アーンドメディア(Earned Media)
PRや広報、パブリシティ活動、メディア・リレーション、インフルエンサー・リレーションなど、相互理解の獲得が必要なメディア
シェアードメディア(Shared Media)
消費者によるオフラインやSNS(Twitter、Facebook、Instagram等)での口コミ投稿や拡散。消費者がコントロールするメディア
オウンドメディア(Owned Media)
自社が所有しコントロールするメディア(Webサイト、ニュースレター、ソーシャルメディアの自社アカウントなど)

それぞれのメディアで連携したコミュニケーション戦略が必要である。

Ketchum社の役員Don Bartholomewによる2010年発表の記事が、この4分類の由来の一つとされる。


▲PESOモデルのマトリックス

The Digitization of Research And Measurement In Public Relations