ペイウォール(paywall)とは、WebサイトやWebメディアがコンテンツや記事を有料化し、対価を支払ったユーザーや有料会員だけが全文の閲覧や全コンテンツの利用をできる仕組みのこと。Webメディアの収入源として広告収入に加えてユーザー課金収入が増えることで、より安定した運営につなげられる。
対価を支払ったユーザーだけが「壁で囲い込んだ中」に入れることに由来する。
コンテンツの一部の閲覧は無料だが全文を見るには有料という形式や、一定回数までのコンテンツ閲覧は無料だが回数超過分の閲覧は有料といった形式、有料会員が紹介したURLであれば制限回数内は無料で閲覧という形式などがある。
2010年代半ばよりアドブロッカーの台頭に伴う広告収入の減少などをきっかけに、新聞社や専門領域のWebメディアを中心にペイウォールの手法が導入されるようになった。
メディアとしては一定の収益を確保できる一方で、いかにして有料購読者を増やすかといったビジネス的な課題や、検索エンジンに対する技術的に適切な配信も必要になってくる。