スーパーアプリ

スーパーアプリ(Super App)とは、プラットフォームの位置づけのスマートフォンアプリの中に、SNSやEC、支払いや各種サービスを利用できるミニアプリがそろい、シームレスに利用できる統合アプリのこと。ユーザーは、用途ごとに異なるアプリを複数起動させることなく、一つのスーパーアプリの中で利便性高く目的を完遂できる。その結果、そのアプリは可処分時間の中での占有率が高くなる。

例えば中国では、AlipayとWeChatがスーパーアプリとして普及している。メッセージングのコミュニケーションから食事のデリバリー、シェアサイクルやタクシー配車、決済まで、多くのことをスーパーアプリで行える。インドネシアではGo-Jekが普及している。

日本では、2019年にYahoo! Japan親会社のZホールディングスとLINEが経営統合を発表した際、スーパーアプリ化を目指すPayPayの戦略を加速させるものとして大きく取り上げられ、注目を集めた。

スーパーアプリを目指すPayPay。ソフトバンク株式会社 2020年3月期 第2四半期決算資料より
ソフトバンク株式会社 2020年3月期 第2四半期決算資料より