ミニアプリ(Mini App)とは、プラットフォームの位置づけのスマートフォンアプリの中で起動する、特定の機能に特化したアプリのこと。
通常のアプリのようにアプリストアからダウンロードする必要がなく、ユーザーが既に日常的に利用しているプラットフォーム的なアプリの中で各種機能を利用できる。ユーザーはミニアプリ向けに別途個人情報を登録する必要なく、ミニアプリで申込や支払いができるといったメリットもある。
ミニアプリは、LINEやFacebookなどのメッセンジャーアプリ、PayPayやd払いといったスマホ決済アプリの中で提供されるケースが多い。ミニアプリの機能にメッセージによる会話やチャットボットを組み込んだり、ミニアプリでの決済をプラットフォーム側のアプリで行うなど、ユーザーにとって利便性が高い。
プラットフォーム側のアプリは、複数のミニアプリを擁すれば、各種機能をシームレスに利用できる統合アプリ「スーパーアプリ」として立ち回れる可能性を持つことになる。一方で、プラットフォーム側のアプリが複雑化していくといった課題もある。