アップサイクル(アップサイクリング)

アップサイクル、もしくはアップサイクリング(upcycling)とは、資源や廃棄物を回収して再資源化したり再生利用したりする従来の再循環のリサイクルとやや異なり、創造的価値やアイデアを付与させてより価値ある新たな製品に変換すること。

再循環の過程でより低品質あるいは低価値のものに再生するリサイクルの一側面「ダウンサイクル(ダウンサイクリング, downcycling)」との対比であり、古いことの価値をより高めたり新たな価値を追加したり、異なるカテゴリーの製品に転換するなどして、アップグレードすることである。

ファッションやインテリア、雑貨などをはじめ、さまざまな領域で注目され、取り組まれている。例えばFREITAG社のメッセンジャーバッグはトラックの幌を再利用し、1つずつ手作りで製作され同じデザインのものがなく、高い人気を得ている。建築におけるリノベーションもアップサイクルの一つといえる。

「upcycling」と「downcycling」の言葉を初めて用いたのは1994年のSalvoNEWSにおけるThornton Kayによる記事であり、Reiner Pilzの発言として引用された。