1%の法則 (90:9:1の法則)

1%の法則(the 1% rule)もしくは90:9:1の法則(90–9–1 rule)とは、インターネットコミュニティのユーザー行動を分類した法則で、ほとんどのコンテンツは1%のユーザーによって生成され大半のユーザーは閲覧するだけのROMユーザーであるとするものである。

「1%の法則」は2006年にBen McConnell氏とJackie Huba氏がWikipediaなどの行動データから提唱したものだが、類似する提唱や調査は過去にも見られる。「90:9:1の法則」は、インターネットコミュニティのユーザーの1%がコンテンツを作成し(クリエイター)、9%がその情報を元にコミュニケーションを取り(エディター、コミュニケーター)、残り90%は閲覧するだけ(オーディエンス、ROMユーザー)というものである。

他のテーマに転移されるケースも見られるが、あくまでインターネットコミュニティにおける法則である。一方で、調査によっては異なるデータのケースもある。インターネットとコミュニティの発展やソーシャルメディアの台頭もあり、ユーザーの利用シーンも大きく変化した。そのため、実態としては経験則や一般論、または通説として扱うべき内容とも言える。