ジョブ型雇用システム

「ジョブ型雇用」もしくは「ジョブ型雇用システム」とは、企業が人材を採用する際に事前に定義した職務内容に基づいて雇用契約を結ぶ雇用方法のこと。従業員はその契約に基づいた職務にて働き、評価される。他部署への異動転勤やジョブローテーションによる職種変更などもない。欧米では一般的な雇用システムとされる。

従来の日本に多く見られる「職種を特定せずに採用し、入社後に適性などを判断して職務を決定する」雇用システムを「メンバーシップ型雇用システム」と呼び、その対比として取り上げられることが多い。「ジョブ型雇用」「メンバーシップ型雇用」のどちらも、労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎氏が名付けた雇用システムである。

メンバーシップ型雇用では人を基準にして評価されやすいが、ジョブ型雇用では従業員のスキルや能力ではなく業務成果で評価される。また専門性を有し、転職と共にキャリアを形成することが多い。

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