ブレミッシュ効果

ブレミッシュ効果(blemishing effect, blemish effect, ブレミッシング効果)とは、製品やサービスに少しネガティブな要素があった方が、すべてポジティブで完璧な状態よりも支持を得る効果があるという心理的作用のこと。

製品に少しの欠点や弱みがありそれを提供者自身が認めている場合、人はその率直さや正直さにかえって信頼感を感じるというものである。また利用者はその欠点を嘆きつつも、長所の素晴らしさをより好んだり成長の余地を楽しんだりという個性への魅力や愛着心を感じる。一方で、製品の完璧さや長所だけをアピールされるとかえって懐疑心を感じたり、欠点や不満のないことで逆に面白味のないものとして受け止められてしまう。

ネガティブな要素は、製品の本質的な領域ではなく補助的な領域にある必要がある。

完璧な状態ではなく少量の欠点を有することでかえって好感度や魅力が高まる例といえる。

ダニット・アイン・ガー(Danit Ein-Gar)、ババ・シヴ(Baba Shiv)、ザカリー・トルマラ(Zakary Tormala)らが2011年の調査を経て名付けた。