コンパクトシティ

コンパクトシティとは、都市の中心部に住宅や商業、行政といった都市機能を集約し、市街地を小規模に収めた都市形態のこと。

大都市の周辺への無秩序な拡大(スプロール現象)、それに伴う近郊市街地への人口移動といった問題を解決するために、都市機能を徒歩圏内や近距離に集約させた小規模な町づくりの必要性が唱えられた。コンパクトシティでは住民は徒歩や近距離のバス、電車で移動でき、行政コストを抑えやすい。

1990年代よりヨーロッパやアメリカで研究が行われ始めた。日本でも、財政難や人口減少によって都市中心部の空洞化が進む地方都市の活性化の一つとして、2000年頃から注目されている。