関係人口とは、その地域に何らかの形で関わりを持つ人々のこと。総務省の定義によれば、「『定住人口』でもなく観光で来た『交流人口』でもない、地域と多様に関わる人々」のこと。
その地域に移住や定住はしていないが、「ふるさと納税」をはじめとした寄付や特産品の購入、遠隔地からの支援など、さまざまな形で地域に関与し、応援、貢献する人々のことを指す。その地域に住んでいる人々「定住人口」に対する概念として設けられていた、その地域に訪れる人々「交流人口」を、より拡張して再定義した概念と言える。
無関心から移住の間の「何らかの関係性」を包括しており、定義の曖昧さや量的把握方法の必要性といった課題もある。
2016年に「東北食べる通信」編集長の高橋博之氏が著作『都市と地方をかきまぜる 「食べる通信」の奇跡』にて、また「ソトコト」編集長の指出一正氏が著作『ぼくらは地方で幸せを見つける (ソトコト流ローカル再生論)』にて、それぞれ用いて広まった。
都市と地方をかきまぜる 「食べる通信」の奇跡
高橋 博之 (著)
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ぼくらは地方で幸せを見つける (ソトコト流ローカル再生論)
指出 一正 (著)
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