製造業やシステム・ソフトウェア開発におけるQAとは、「Quality Assurance」の略で、製品や開発物の品質全体を保証し向上させる一連の活動のこと、およびそれに携わる人のこと。「品質保証」。
製品やシステム、ソフトウェアの性能や機能が期待される品質基準を満たしているかを評価するものである。企業や製品によって領域が異なることがあり、企画段階から関与する場合や長期的継続的な品質向上の役割を担うこともある。
日本産業規格(JIS)や電気用品安全法(PSE)といった日本国内の規格やISO9000シリーズなどの国際規格をはじめ、さまざまな規格の中から適切なものを元に品質を評価していく。
QAに携わる職種を「QAエンジニア」、QAに関するソフトウェアテストを「QAテスト」と呼ぶ。職種に関しては業界や企業によって異なったり役割が細分化されていることがあり、「テストエンジニア」「テストセンターマネージャー」といった職種がその役割を担うことがある。
企画段階からもしくは納品後も継続的に品質向上に関わる「QA(品質保証)」に対して、製造の一工程もしくは納品までの品質を評価管理する活動を「QC (Quality Control, 品質管理)」という。