スケーラビリティ(拡張可能性)

スケーラビリティ(scalability)とは、システムやネットワークがその規模の変化に対して柔軟に対応できる度合いのことである。システム規模の拡張性、もしくは拡張可能性のこと。

規模や負荷の想定される増大に対して対応可能なものとして設計されている場合、「スケーラビリティがある」「スケーラビリティが高い」「スケーラブルな」などと表現する。一般的には規模の拡大や増加に対して用いられるが、規模の縮小への対応もスケーラビリティである。

基本的にはシステムやネットワークなどのIT領域の用語だが、物事やプロジェクトの規模の拡張性を意味するビジネス用語として用いられることもあり、「スケールする」と類似する。

スケールアップとスケールアウト

スケーラビリティの向上にはスケールアップとスケールアウトの2種類の方法がある。機器やリソースを交換することで処理能力や性能を変更することを「スケールアップ (scale up)」、システムの台数を増減することを「スケールアウト (scale out)」という。