チェリー・ピッキング

チェリー・ピッキング(cherry picking)とは、自説を立証するために、根拠として多くの事例の中から自説に有利な事例のみを選出すること。誤った論理、詭弁術。

都合の良い説やデータのみを持ち出して引用し、都合の悪い説はあたかも存在しないかのごとく論説するため、非中立的で非客観的である。統計学や論理的な主張立証の場面においては、チェリー・ピッキングは不適切な手法である。

別の意味として、数多くの母集団の中から「良い状態のもの、高収益が見込めるもの、自分たちに都合の良いもの」だけを慎重に抽出することもチェリー・ピッキングと呼ばれることがある。