オルタナファクト

オルタナファクト(alternative facts, オルタナティブ・ファクト)とは、「広く知られた真実に対する別の異なる真実」という意味で用いられる用語。事実ではない嘘の事象を事実のように故意に語り、自説を虚偽ではないと主張する際などに用いられる。「代替的事実」「もう一つの真実」と訳されることもある。

2017年のアメリカのトランプ大統領就任式に集まった群衆が、オバマ大統領就任式の際よりも明らかに少ないにもかかわらず「群衆は過去最大だった」とスパイサー大統領報道官が発言し、それをコンウェイ大統領顧問が擁護した際に用いた言葉である。客観的には嘘と捉えられる事象を「オルタナファクト(alternative facts)」と呼んだことに対し、メディアやソーシャルメディアが大きく批判し、広まった。