CDP (Customer Data Platform)

CDPとは、「カスタマー・データ・プラットフォーム (Customer Data Platform)」の略で、顧客IDやメールアドレスなどの顧客データを軸として、ファーストパーティデータやサードパーティデータを統合したプラットフォームのこと。個々の顧客のデータを集約し、マーケティングに活用するために分析などを行う基盤となるものである。

詳細なレベルでは様々な定義があるが、CDPにはまず顧客IDやメールアドレスなどの顧客データが必要となる。それをキーに、自社が収集蓄積した様々な顧客の属性データや購入履歴、Webサイトの行動データといった「ファーストパーティデータ」に加え、外部の第三者が収集した「サードパーティデータ」を統合、連携する。

広告ターゲティングを主な用途とする「DMP (Data Management Platform)」のうち、ファーストパーティデータをキーにしたデータ基盤「プライベートDMP」と類似する。同義のものとして扱われることもあるが、顧客管理の視点を含めて顧客IDを起点にファーストパーティデータやサードパーティデータを統合したものがCDPである。