内集団バイアス(内集団ひいき)

内集団バイアス(in-group favoritism, in-group bias)とは、自分が所属する集団(内集団)のメンバーに対して肯定的に評価したり好意的な態度を示したりする心理的傾向のこと。自分の所属しない集団(外集団)の人よりも、内集団の人をより高く評価したり優遇したりするというものである。「内集団ひいき」ともいう。

現在所属しているかだけでなく、過去にあるいは概念として属していると自身が認識すれば集団への帰属意識が働き、内集団バイアスが出やすい。無作為に分類された集団においても内集団バイアスが出ることもある。

内集団バイアスが強く出ると、外集団に対する不当な低評価だけでなく差別的行動が起こることがある。

Above the fold

Above the fold(アバブ・ザ・フォールド)とは、もともとは新聞の一面の上半分のことを表し、一面のトップを飾るほど重要であるという意味を持つ。そこから転じて、ブラウザーでWebサイトのページを表示させた際の、スクロールせずに閲覧できる表示領域のことも指す。後者は「ファーストビュー」と同義である。

新聞やタブロイド紙は、最初のページである一面の上半分が見えるようにして店頭販売される。そのため、その日の重要なニュース記事は目を引く一面トップの上半分に掲載されることが多い。そこから、半分に折られた新聞の「折り目の上(above the fold)」が重要な領域である、と扱われるようになった。

後にWebサイトが登場してからは、同様の重要な領域として、ブラウザーでスクロールせずに表示される表示領域も「Above the fold」と呼ばれる(「ファーストビュー」と同義)。デバイスやディスプレイ解像度によってその領域は変化するが、ユーザーはAbove the foldの領域に表示されるクリエイティブやコピーなどの要素、デザインを判断し、その後の閲覧やスクロール、直帰率などに影響を与えるとされる。

一方、新聞の「折り目の下」や、ブラウザーでスクロールしなければ見られないページ領域は「Below the fold」と呼ばれる。

サ終

サ終とは、「サービス終了」を表すインターネットスラングである。特にオンラインゲームやアプリの領域で、サービスが終了して利用できなくなる際にユーザー間で用いられる。読みは「さしゅう」。「サービス終了」を略した表現である。

類似の言葉、スラングに「ディスコン」がある。

ホットリード

ホットリード(hot lead)とは、商品やサービスに対して興味関心が非常に高く、購入可能性も高い見込み客のこと。「いますぐ客」。企業にとっては、最終段階の見込み顧客である。

商品の購入や利用に至るまでのお客様の検討意欲には幅があり、ひとくくりに見込み顧客として扱うと営業やマーケティングが適切に機能しなくなる。それぞれの顧客の検討意欲に合わせて営業することで、成約の確度を高めることができる。その際に見込み顧客を検討意欲の程度で分類し、検討意欲が低い潜在顧客を「コールドリード」、一定の購入意欲が見られる見込み客を「ウォームリード」、興味関心が高く購入可能性も高い見込み客を「ホットリード」と呼ぶ。

  • コールドリード:検討意欲が低い潜在顧客
  • ウォームリード:一定の購入意欲が見られる見込み客
  • ホットリード:興味関心が高く購入可能性も高い見込み客

ウォームリード

ウォームリード(warm lead)とは、商品やサービスの購入あるいは利用に対して一定の購入意欲が見られる見込み客のこと。「そのうち客」。企業にとっては、中期段階の見込み顧客である。

商品の購入や利用に至るまでのお客様の検討意欲には幅があり、ひとくくりに見込み顧客として扱うと営業やマーケティングが適切に機能しなくなる。それぞれの顧客の検討意欲に合わせて営業することで、成約の確度を高めることができる。その際に見込み顧客を検討意欲の程度で分類し、検討意欲が低い潜在顧客を「コールドリード」、一定の購入意欲が見られる見込み客を「ウォームリード」、興味関心が高く購入可能性も高い見込み客を「ホットリード」と呼ぶ。

  • コールドリード:検討意欲が低い潜在顧客
  • ウォームリード:一定の購入意欲が見られる見込み客
  • ホットリード:興味関心が高く購入可能性も高い見込み客

コールドリード

コールドリード(cold lead)とは、商品やサービスの購入あるいは利用の可能性はあるものの、まだ検討意欲が低い潜在顧客のこと。「まだまだ客」。企業にとっては、初期段階の見込み顧客である。

商品の購入や利用に至るまでのお客様の検討意欲には幅があり、ひとくくりに見込み顧客として扱うと営業やマーケティングが適切に機能しなくなる。それぞれの顧客の検討意欲に合わせて営業することで、成約の確度を高めることができる。その際に見込み顧客を検討意欲の程度で分類し、検討意欲が低い潜在顧客を「コールドリード」、一定の購入意欲が見られる見込み客を「ウォームリード」、興味関心が高く購入可能性も高い見込み客を「ホットリード」と呼ぶ。

  • コールドリード:検討意欲が低い潜在顧客
  • ウォームリード:一定の購入意欲が見られる見込み客
  • ホットリード:興味関心が高く購入可能性も高い見込み客

SaaS (Software as a service)

SaaSとは、Software as a serviceの略で、ソフトウェアをユーザーの端末側にインストールするのではなく、インターネットを通してクラウドから「サービス」として必要な機能を提供する概念や仕組みのこと。もしくはそのような仕組みのサービスのこと。読みは「サース」が一般的である。

インターネットを通してクラウドから「サービス」として提供される概念「XaaS (Everything as a Service)」の一つ。

インターネット環境さえあれば会社からでも自宅からでも利用が可能で、デバイスが異なっても同じサービスとして利用できる。また複数メンバーでの作業や管理が容易であったり、必要な機能や期間だけ利用できるといった特徴がある。詳しくは「XaaS (Everything as a Service)」の特徴の項目を参照のこと。

SaaSの提供側である「SaaSプロバイダ」は「ASP(Application Service Provider, アプリケーションサービスプロバイダ)」と同義であるが、「ASP」も仕組みやサービスの意味として用いられることが多く、広義では「SaaS」も「ASP」も実質的に同義である。

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#OOTD(outfit of the day, 今日のコーデ)

OOTDとは、「outfit of the day」の略で、「今日のコーデ(コーディネート)」「今日の服装」を意味する英語である。InstagramやPinterestなどのソーシャルメディア(SNS)にて、その日の自分の着ているファッションを自撮りして写真を投稿する際などに、ハッシュタグ「#OOTD」として用いられることが多い。読みは「オーオーティーディー」。

類似のものに、「OOTN (outfit of the night, 今夜のコーデ)」や「OOTW (outfit of the week, 今週のコーデ」がある。

エンハンシング効果

エンハンシング効果(enhancing effect)とは、報酬やご褒美といった外発的動機付けによって内発的動機付けが高まり、モチベーションが増加する心理現象のこと。

一般的には、相手に対して賞賛の言葉をかけることで相手のやる気が高まり、良い結果や成績を残しやすいという事例が知られる。この現象は、褒められ続けた子供の方が叱られ続けた子どもよりもやる気が向上して成績が上がったという、アメリカの発達心理学者エリザベス・B・ハーロック(Elizabeth B. Hurlock)の1925年の実験によって証明された。

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一方で、外発的動機付けを提示することでかえって内発的動機付けを阻害し、モチベーションを低下させる心理現象のことをアンダーマイニング効果という。

スポットライト効果

スポットライト効果(spotlight effect)とは、自分が実際よりも注目されていると錯覚してしまう現象のこと。常に自分にスポットライトが当たって欠点や過ちが強調され、多くの人に注目されていると過剰に意識してしまうというもの。自分が他人に与える影響を過大評価してしまい、他人からの評価の差が大きくなる。人は自分の世界の中心だが、他人の世界の中心ではないことを忘れてしまうために起こる現象である。

1999年発行の『Current Directions in Psychological Science』にて、Thomas GilovichとKenneth Savitskyによって命名された。