スラッシュワーカー(スラッシャー)

スラッシュワーカー(slash worker)、あるいはスラッシャー(slasher, career slasher)とは、複数の仕事や活動を掛け持ちして、多様な分野やスキルにまたがるキャリアを築く「スラッシュキャリア」の考え方の人のこと。SNSアカウントなどのプロフィール紹介にて、肩書きやスキルを記号のスラッシュ「/」で区切って表現するところに由来する。

従来の働き方にとらわれず、一見バラバラで関連性のない仕事やスキルも掛け合わせてキャリアを形成していくというもの。特定の仕事を本業と決めずにいずれにも同じような熱量で取り組み、行動と経験を重ねながら自分にふさわしい仕事を選択し、それまでの経験も生かしていく。

不安定な時代に社会人になり、多様性と個人主義を尊重するミレニアル世代が多く関心を持つ。本業を特定しない中で新しい価値観を生み出そうとしている点が、パラレルキャリアのパラレルワーカーとはやや異なる。

「兼業」や「副業」と類似するが、パラレルキャリアと同様に単なる収入獲得のみを目的とはしていない。

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スラッシュキャリア

スラッシュキャリア(slash career)とは、複数の仕事や活動を掛け持ちして、多様な分野やスキルにまたがるキャリアを築くこと。SNSアカウントなどのプロフィール紹介にて、肩書きやスキルを記号のスラッシュ「/」で区切って表現するところに由来する。

従来の働き方にとらわれずに、一見バラバラで関連性のない仕事やスキルも掛け合わせてキャリアを形成していくというもの。不安定な時代に社会人になり、多様性と個人主義を尊重するミレニアル世代が多く関心を持つ。特定の仕事を本業と決めずにいずれにも同じような熱量で取り組み、新しい価値観を生み出そうとしている点が、パラレルキャリアとはやや異なる。

「兼業」や「副業」と類似するが、パラレルキャリアと同様に単なる収入獲得のみを目的とはしていない。

スラッシュキャリアの考え方で働く人を「スラッシュワーカー」「スラッシャー」と呼ぶ。

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パラレルキャリア

パラレルキャリア(parallel career)とは、本業を持ちながら第二のキャリアを築くこと。現在の主たる仕事に加えて別の仕事や活動を行い、そこでの新たな仕事の関わりや技術の習得、従来と異なる価値観の獲得をしていくこと。このようなキャリアの人を「パラレルワーカー(parallel worker)」と呼ぶ。

組織よりも人間の人生の方が長くなったため、人は特定の組織に頼らずに別のもう一つの人生も始めた方が理にかなったものであるという考え方である。経済学者のピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)が1999年の書籍『明日を支配するもの』にて、これからの社会における働き方として提唱した。

「兼業」や「副業」と類似するが、単なる収入獲得のみを目的とはしていない。

近年では、「スラッシュキャリア」のように本業を特定せずに複数のキャリアを同時に進める生き方も、類似の視点として注目されている。

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スプロール現象

スプロール現象(urban sprawl, suburban sprawl)とは、都心部から郊外へ無秩序、無計画に開発が広がる現象のこと。人口集中や地価高騰によって都市が郊外に拡大する際に、無秩序に開発されることを表す。「スプロール化」。都市郊外が虫食い(sprawl)の状態で宅地化する様子に由来する。

郊外へ無秩序に開発が進むため、道路や上下水道、学校や病院といったインフラや街機能の整備が遅れやすく、交通渋滞や汚染、使用エネルギーの増加、コミュニティが発達しないといった事象を引き起こす。郊外の農地や自然環境も破壊しやすく、災害にも弱い。

スプロール現象が進むと、地権が細分化されるため、後から整備するのは非常に困難なものとなる。

サムネイル

サムネイル(thumbnail)とは、画像や文書ファイルなどを縮小して表示したもの。数多くのファイルを一覧で表示管理する際に、オリジナルのファイルを把握する見本として用いられる。略称は「サムネ」。

パソコンやスマートフォンの端末内の画像管理やWebサイトでの商品一覧、YouTubeなどでの動画一覧やフィードでも用いられる。サムネイルをクリックすると多くはオリジナルのファイルにアクセスできる。YouTubeなどの動画では、印象的な場面のキャプチャ画像の他、制作者が独自に準備した画像も使用される。

親指(thumb)の爪(nail)に例えたことに由来する。

ウィンザー効果

ウィンザー効果(Windsor effect)とは、本人や提供者から発信される情報よりも、第三者が発信して間接的に伝わる情報の方が信頼性が高まるという心理的傾向のこと。商品や店舗の口コミやレビュー、友人の感想の方が、メーカーや運営元といった当事者による情報よりも消費者に重視される理由の一つは、この効果によるものである。利害関係がない第三者の意見という前提で評価される。

アーリーン・ロマノネス(Aline Griffith Romanones)による1990年の小説『伯爵夫人はスパイ』の中の登場人物、ウィンザー伯爵夫人の台詞「第三者の誉め言葉がなんといっても一番効果があるのよ」に由来する。

この効果を狙って施策として「口コミ・マーケティング」が行われるが、利害関係が露呈すると「ステルスマーケティング」として逆効果になることがある。

IMHO(IMO, 私の考えでは)

IMHOとは、「in my humble opinion」の略で、「私の考えでは」「私のつたない意見では」「私見では」「個人的には~と思います」という意味の英語の略語である。インターネットスラング。控えめに自分の意見を述べる際に用いる。読みはアルファベットのままで「アイエムエイチオー」。

同様の表現に、「私の考えでは」を表す略語「IMO (in my opinion)」がある。「IMHO」の方が「IMO」よりも丁寧で謙虚な表現である。

類似の表現として、以下のものがある。

  • IMNSHO: in my not so humble opinion(はっきり言うと)
  • IMNAAHO: in my not at all humble opinion(はっきり言うと)
  • IMAO: in my arrogant opinion(大胆に言うと、ぶっちゃけ)

API (アプリケーション・プログラミング・インターフェース)

APIとは、Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の略で、ソフトウェアやアプリケーションの機能を外部から利用できるようにした仕組みやルールのこと。ソフトウェア同士をつなぐインターフェース、仕様、通信ルールのことである。

ソフトウェアの提供元がAPIを提供することで、第三者の利用者であるソフトウェアのエンジニアは関連ソフトウェアの機能を最初から開発する必要がなく、少ない労力で開発したり、通信による各種データの取り込みなどを行うことができる。

現在はWebサービスも多様な機能をAPIとして公開しており(Web API)、地図情報や気象情報、交通情報、各種コンテンツデータなど、さまざまなAPIが存在する。

SDK(ソフトウェア開発キット)

SDKとは、Software Development Kitの略で、ソフトウェアの開発に必要なプログラムやAPIライブラリ、サンプルコードや技術文書などをパッケージにしたセットのことである。日本語では「ソフトウェア開発キット」と呼ばれる。

ソフトウェアのエンジニアは、開発元や提供元が配布するSDKを有償もしくは無償で入手することで、開発対象の関連ソフトウェアを少ない労力で開発したり組み込んだりすることができる。開発元や提供元も、製品の普及を図るために積極的にSDKを配布することがある。

内集団バイアス(内集団ひいき)

内集団バイアス(in-group favoritism, in-group bias)とは、自分が所属する集団(内集団)のメンバーに対して肯定的に評価したり好意的な態度を示したりする心理的傾向のこと。自分の所属しない集団(外集団)の人よりも、内集団の人をより高く評価したり優遇したりするというものである。「内集団ひいき」ともいう。

現在所属しているかだけでなく、過去にあるいは概念として属していると自身が認識すれば集団への帰属意識が働き、内集団バイアスが出やすい。無作為に分類された集団においても内集団バイアスが出ることもある。

内集団バイアスが強く出ると、外集団に対する不当な低評価だけでなく差別的行動が起こることがある。