ブロックバスター戦略

ブロックバスター戦略とは、スポーツや音楽、映画などのエンターテイメント業界において、ヒットが見込まれる作品に対して予算を集中的に投下し、製作とマーケティングを行う競争戦略のこと。

特定のコンテンツに集中投資してリターンを最大化させるこの戦略は、ロングテールとは対極の理論と言える。

ハーバード・ビジネススクール教授のアニータ・エルバースが、2008年にハーバードビジネスレビュー誌で提唱した。

1999年にワーナー映画のCEOアラン・ホーンが、25本の年間制作映画のうち4~5本に経営資源を投入したところ、上位2割のタイトルが全体の8割以上の利益をもたらすメガヒットとなり、会社の利益を大幅に伸ばした。

「ブロックバスター」は元々は街の区画を破壊する威力を持った爆弾を意味し、転じて映画のメガヒット作品を表す俗語として使用されるようになった。

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