錯誤相関

錯誤相関(illusory correlation)とは、もともと相関がないデータに相関があると思い込んでしまうこと。実際には関連しない事象に対して、関連性があるように錯覚すること。認知バイアスの一つ。

特定の属性の集団が特徴ある行動をとった場合、その事象の起こる頻度を過大評価してしまう、というものなどが挙げられる。こういった錯誤相関は、差別や偏見を生み出す要因の1つになる。

例として、血液型に対するイメージや「晴れ男、晴れ女」といったジンクスも、多くは錯誤相関である。

元プロテニス選手でスポーツキャスターの松岡修造氏が滞在先の天候や気温に影響を与えるというジンクスや噂があるが、これも錯誤相関の例の一つである。