イケア効果

イケア効果(IKEA effect)とは、自分が作ったものや関与したプロジェクトに対して、その価値を過大評価する心理効果のこと。人は手間をかけることで思いや愛着が強まり、自分のみならず他人にとっても高い価値を持つものと錯覚する効果がある。

自分が全面的に関与したり、うまくいったものに対してはイケア効果は強く表れる。一方で、関与が一部に限定されていたり、関与したが失敗したものに対しては、イケア効果は表れにくい。

マイケル・ノートン(Michael Norton)、ダニエル・モション(Daniel Mochon)、ダン・アリエリー(Dan Ariely)が2011年に論文で発表した。彼らは被験者への実験に用いたイケアの組み立て家具にちなんで、この効果を「イケア効果」と呼んだ。認知バイアスやアンカリング効果の一つ。