NIH症候群(Not Invented Here症候群、自前主義)

NIH症候群(Not Invented Here syndrome, Not Invented Here 症候群)とは、すでに存在する製品やアイデア、研究や知識などを、外部の組織や国や会社が出自であることを理由に採用を避けたり、軽視したりすること。またはそのような風土や文化のこと。「独自技術症候群」。結果として同様のものを自前で再開発することにつながり、「自前主義」ともいえる。

車輪の再発明」と同様に、一般的には非効率的な採用スタンスとしてネガティブなニュアンスを含むことが多い。

出自が外部の組織によるものを採用しない理由として、外部にライセンス使用料を払わずに自分たちの領域や圏内に利益をもたらそうとしたり、外部の能力や文化に対する評価への不本意さ、コントロールを失うことへの恐れ、嫉妬、権力争いといったものが挙げられる。