プロパー

プロパーとは、本来の英語では「適切な、正確な、妥当な、固有の」といった形容詞だが、日本では以下のような名詞としての意味で用いられる。多くが日本のビジネス領域で用いられる和製英語的な表現である。

人材の分野では、「新卒から在籍する生え抜きの社員」「正社員」といった意味で用いられる。社内に常駐するパートナー企業の外部社員との区別として「自社社員」の意味で用いられる場合もある。「プロパー社員」。

金融の分野では、銀行など金融機関が独自に行う融資「プロパー融資」や、他社と提携せずに独自に発行するクレジットカード「プロパーカード」の意味で用いられる。

流通の分野では、卸売業者から小売業者に正規の流通ルートで卸される商品「プロパー商品」の意味で用いられる。

アパレル業界では、安売りやバーゲンでの価格ではない、値下げしていない正規価格「プロパー価格」の意味で用いられる。