スノッブ効果

スノッブ効果(snob effect)とは、人と同じものは消費したくない、他人とは違うユニークで珍しいものがほしいという心理から、入手困難なほど需要が増加する効果のこと。スノッブは、上品ぶったり教養があるように見せかけて大衆よりも優れていることをアピールするような人のことである。

同じような製品が普及すると、所得水準の高い人を中心に、他人から自分を差別化するために希少性に対する欲求が高まる。その結果、限定品や高級品、希少品といった容易には手に入らないものに人気が集まるようになる現象である。

経済学の側面では、アメリカの経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタイン(Harvey Leibenstein)が提唱した。多くの人に支持されているという情報によってさらに支持が増加する「バンドワゴン効果」とは逆の負の外部性を持つ効果である。