ブーメラン効果

ブーメラン効果(boomerang effect)とは、コミュニケーションの送り手の意図に反して受け手の態度が意図から反対の方向へと変わる現象のこと。依頼や説得、行為を試みた結果、相手は意図とは反対の態度や意見、結果になり逆効果になってしまうこと。外部から自由を制限されるとそれにあらがおうとする反発作用「心理的リアクタンス」の一つ。

相手を説得しようとするほど相手は反発して説得とは逆の態度を取ってしまうことが例として挙げられる。特定の行動に関して、それが誰にどのように示されたかによって人は反対の行動を選ぶ心理的傾向がある、というものである。

また経済やビジネスの領域においては、先進国が発展途上国に生産拠点を移したり投資を行ったりした結果、現地の産業が発展して先進国の産業と競合するようになることもブーメラン効果という。