ダグラス・アダムスの法則(Douglas Adams’ Technology Rules)とは、『銀河ヒッチハイク・ガイド』で有名なイギリスのSF作家ダグラス・アダムズ(Douglas Adams)が提示した人間とテクノロジーに関する経験則であり、後に広まった際に一部でそう呼ばれるようになった俗称である。内容は以下のようなもの。
- 自分が生まれたときに世の中に存在したものは普通で当たり前のものと感じる
- 15歳から35歳までに発明されたものは新しく刺激的で革命的に感じ、その分野で自分のキャリアを積むことができる
- 35歳以降に発明されたものは物事の自然の摂理に反したものと感じる
原文は以下。
I’ve come up with a set of rules that describe our reactions to technologies:
1. Anything that is in the world when you’re born is normal and ordinary and is just a natural part of the way the world works.
2. Anything that’s invented between when you’re fifteen and thirty-five is new and exciting and revolutionary and you can probably get a career in it.
3. Anything invented after you’re thirty-five is against the natural order of things.
Apply this list to movies, rock music, word processors and mobile phones to work out how old you are.私は、テクノロジーに対する私たちの反応の法則を考えてみました。
1. 自分が生まれたときに世の中に存在したものは普通で当たり前のものと感じる
2. 15歳から35歳までに発明されたものは新しく刺激的で革命的に感じ、その分野で自分のキャリアを積むことができる
3. 35歳以降に発明されたものは物事の自然の摂理に反したものと感じる
これを映画やロック音楽、ワープロ、携帯電話に当てはめて、あなたの年齢を感じてみてください。
この文章は、1999年8月にイギリスのサンデー・タイムズ紙にて掲載されたエッセイ「How to Stop Worrying and Learn to Love Internet」で登場し、彼の死後にまとめられた書籍『The Salmon of Doubt』に収録されている。